早大生インターンシップ始まる 県内企業と新事業創出目指す

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地方企業による優秀な学生の獲得競争は今後激しくなることは想像に難くないことでしょう。優秀な学生はインターンや交流会などをきっかけに早い段階から企業や行政と濃密に接点を求める傾向にあります。福井県鯖江市で実施されている「市長をやりませんか?」(https://sabae-plancontest.jp/)の企画が先駆けだと思いますが、地域活性化プランコンテストを開催し、全国から大学生を集めるというものです。このコンテストには東大京大をはじめ有名私大の優秀な学生が集まり、多岐にわたるアイディアが出て、行政や街づくりの助けになっていると聞いています。また、これには裏の目的もあると思います。

それは、地元の大学生を首都圏の優秀な学生と切磋琢磨させることで、地元で就職する可能性の高い地元学生のレベルを向上させるということです。首都圏の大学生にはコンテストへの参加というビジネスの場に参加できるチャンスを与え、それを踏み台に地元との学生のレベルも併せて向上させるというよくできた仕組みです。

今後、優秀な学生と地方企業や行政との早い時期での接触が目立ってくるのではないでしょうか。その時に静岡が他県と同じ土俵に立っているかは今の種まきにかかっているといっても過言ではないでしょう。ちなみに「市長やりませんか?」はすでに11回目(11年)となっています。(中川豊章)

参照元:株式会社北日本新聞社早大生インターンシップ始まる 県内企業と新事業創出目指す