業務改善

kintoneを使いこなすのが難しい!従来のシステム開発との違い、評判を解説

投稿日:2023年3月9日

kintone(キントーン)を導入してみたものの、実際に使いこなそうとすると難しさを感じてしまう方も多いでしょう。導入後に上手に活用していくためには、kintoneでできることとできないことをよく把握しておく必要があります。

kintoneで可能なことを知っておけば、メリット・デメリットを踏まえたうえで、効果的な運用方法を見つけ出せるはずです。この記事では、kintoneの特徴や評判・口コミなどを紹介します。

kintoneは難しい?

kintone(キントーン)は手軽に導入できる業務改善プラットフォームですが、実際に使いこなそうとすると運用面で難しさを感じることがあるでしょう。そのように感じてしまう一つの原因として、従来のシステム開発と異なる面があることが挙げられます。

従来のシステム開発においては、事前にきちんと要件定義を行い、それに従ってシステムを設計・構築します。そのため、完成時にはイメージ通りのシステムに仕上げることが可能です。

kintoneの場合も同様に、要件定義を行って設計・構築を行いますが、あくまで構築後の改修を前提としているため、初期の段階ではイメージとは異なる印象を持ちやすくなるのです。従来のシステム開発では導入の段階でイメージ通りのものを作れますが、kintoneの場合は導入してから徐々に改修していくことで、使いやすいシステムに仕上げていきます。

また、kintoneのすべてを変えられるわけではないため、実際の運用はある程度kintoneの仕様に合わせる必要もあります。導入後の運用と改修を繰り返すことによって、少しずつイメージに近いものになっていくことを念頭に置いておきましょう。

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kintoneを難しいと感じる人の声は?

kintoneの導入を検討する際は、実際に利用されている方の意見を参考にするのがとても大切です。ここでは、良い口コミ・悪い口コミの両方を見ていきましょう。

kintoneの良い口コミ

  • 自社の用途やニーズに合ったアプリを手軽に作れる
  • 社内に散在していたデータを一元管理できる
  • 無料トライアルが用意されており、気軽に導入できる
  • 外出先でも使えるようにモバイル対応している
  • プランに関係なく、電話やメールでサポートを受けられる

kintoneは手軽にオリジナルアプリが作れるのが特徴であり、日々の業務で必要なアプリを素早く作成できます。また、ホーム画面が1つなのでさまざまなデータを一元管理でき、業務効率を高められるでしょう。

従来のシステム開発とは異なり、導入したいと思ったその日から使えるのも便利だという評判があります。無料トライアルではすべての機能を30日間使えるので、実際に操作を試してから本格的な導入を検討することが可能です。

また、いつでもどこでも利用できるように、モバイル対応している点も評価が高いポイントになっています。利用方法などで不明な点は、どの料金プランでも電話やメールでサポートを受けられるので、導入後も安心できる点が評価されています。

kintoneの悪い口コミ

  • アプリが増えすぎて、管理が大変
  • 対応していない関数や数式がある
  • ストレージの容量が少ない
  • 外部連携の設定が複雑

kintoneは手軽にアプリが作成できる反面、アプリを整理する機能が備わっていないので使いにくいと感じることもあるでしょう。また、対応していない関数や数式があるといった口コミも見られますが、これはプラグインを導入することで解消できる可能性があります。

ストレージ容量についても初期は1ユーザーあたり5GBですが、最大10TBまで追加で増設することが可能です。外部データやアプリとの連携が行いづらいのはkintoneの弱点でもあり、一定の専門知識を備えたサポートが必要になる場面もあります。

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kintoneが難しいと感じてしまう原因

kintoneを難しい、使いづらいと感じてしまう原因は、機能や仕様を把握したうえでうまく使いこなせていないことが挙げられます。kintoneは導入直後からいきなり業務効率化を図れるわけではなく、運用と改修を繰り返していくことで徐々に使いやすいシステムにしていくものです。

デメリットに感じる部分はあっても、それぞれ対処法があるので必要に応じて取り組んでみましょう。kintoneを上手に使いこなせない原因やデメリットへの対処法を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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まとめ

kintoneを上手に使いこなすには、機能面や仕様で「何がすごいか」「苦手なことは何か」をきちんと把握しておくことが大切です。手軽に導入できる一方で、イメージ通りの使い方ができるまでには、実際に導入してから運用と改修を繰り返していく必要があります。

自社が抱えている業務効率化の課題を踏まえたうえで、kintoneを導入することで何が解決できるのかを精査してみましょう。無料トライアルも利用できるので、操作性や機能などを十分に確かめてから、導入を検討してみてください。