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COLUMお役立ちコラム

2026年8月17日

生成AIの業務活用事例10選|中小企業の成功パターン

「生成AIが業務に役立つのは分かるけれど、自社ではどう使えばいいのか具体的にイメージできない」という方は多いのではないでしょうか。活用の全体像がつかめないと、なかなか導入の一歩を踏み出せないものです。

生成AIは、文章作成やデータ整理、顧客対応など、実にさまざまな業務に活用できます。特に人手や予算が限られる中小企業にとっては、身近な業務から取り入れることで大きな効果を実感しやすいツールです。

本記事では、中小企業で取り入れやすい生成AIの業務活用事例を10パターン紹介し、あわせてAI導入を成功させている企業に共通する「成功パターン」も解説します。自社での活用イメージづくりに、ぜひお役立てください。

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【この記事で分かること】

  • 中小企業で生成AIの業務活用が広がっている理由
  • 部門・業務別の生成AI活用事例10パターン
  • AI導入を成功させる企業に共通する進め方
  • 活用を始めるうえでの注意点

生成AIの業務活用が中小企業で広がる理由

近年、大企業だけでなく中小企業でも生成AIの活用が急速に広がっています。その背景には、人手不足への対応や生産性向上といった課題があります。生成AIは、月額数千円程度から始められるものも多く、専門知識がなくても普段の言葉で指示するだけで使えるため、リソースの限られる中小企業ほど導入のハードルが下がっています。

さらに2026年現在では、文章の生成や要約だけでなく、データの分析や、指示した作業を自律的に進める「AIエージェント」としての活用も広がり、業務効率化の選択肢が大きく増えています。ここからは、具体的な活用事例を見ていきましょう。

生成AIの業務活用事例10選【前半:日常業務・文書系】

まずは、多くの企業で共通して活用できる、日常業務や文書作成に関する5つの事例を紹介します。

事例1:メール・ビジネス文書の作成

取引先へのメールや社内文書の作成に生成AIを活用する事例です。伝えたい要点を渡すだけで、丁寧な文章に整えてくれるため、文章作成にかかる時間を短縮できます。「もう少し丁寧に」といった修正指示にも対応でき、文章が苦手な担当者のサポートにもなります。

事例2:会議の議事録の要約

会議の録音を文字起こしし、生成AIに要点をまとめてもらう活用法です。決定事項や宿題を整理した議事録の下書きが短時間で作れるため、会議後の負担を大きく減らせます。

事例3:提案書・資料の構成づくり

提案書や社内資料を作成する際、生成AIに構成案(章立て)を提案してもらう事例です。ゼロから考えるより早く骨組みを固められ、資料作成の前段階の作業を効率化できます。

事例4:リサーチ・情報収集の下調べ

調べ物の下調べや、集めた情報の整理にも活用できます。特に、社内の信頼できる資料だけを読み込ませて質問に答えてもらうタイプのAIを使えば、正確性を保ちながら情報検索を効率化できます。士業やバックオフィスでの活用例は、税理士事務所でのNotebookLM活用ガイドでも詳しく紹介しています。

事例5:社内マニュアル・研修資料の作成

業務マニュアルや研修資料のたたき台づくりにも役立ちます。業務の流れを箇条書きで渡せば、分かりやすい説明文に整えてくれるため、属人化しがちな業務ノウハウの文書化を進めやすくなります。

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生成AIの業務活用事例10選【後半:部門別・仕組み化】

続いて、営業・マーケティング・バックオフィスなど、部門ごとの活用や仕組み化に関する5つの事例を紹介します。

事例6:顧客対応・問い合わせ対応の効率化

よくある問い合わせへの回答文案の作成や、FAQ(よくある質問)の整備に生成AIを活用する事例です。対応品質を保ちながら、担当者の負担を軽くできます。チャットボットと組み合わせれば、一次対応の自動化にもつなげられます。

事例7:マーケティング・SNS発信のサポート

SNSの投稿文やブログ記事の下書き、広告文のアイデア出しなどに活用できます。マーケティングの専任者がいない中小企業でも、発信の量と質を保ちやすくなります。

事例8:データ整理・分析・レポート作成

集めたデータの分類や集計、レポートの作成にも役立ちます。数値の傾向を要約させたり、表形式で整理させたりすることで、データ活用のハードルを下げられます。最近のAIは、ExcelやCSVファイルをそのまま読み込ませて、一瞬で分かりやすいグラフを作成することも可能です。数字の扱いに苦手意識がある方でも、データを直感的に把握しやすくなります。

事例9:採用・人事業務のサポート

求人票の文面作成や、応募者への案内文の作成など、人事業務の文書作成にも活用できます。繰り返し発生する定型的な文書づくりを効率化し、担当者がより重要な業務に集中できるようになります。

事例10:業務システムと連携した自動化

生成AIは単体で使うだけでなく、社内で使っている業務システムと組み合わせることで効果が高まります。最近では、プログラミング不要(ノーコード)のプラグインを使って、業務アプリのkintone(サイボウズ社が提供)とAIを手軽に連携させることも可能です。これにより、蓄積データの分析や文書作成の自動化を、大がかりなシステム開発なしで実現できます。具体的な方法は、kintone×AI連携でできることを解説した記事で詳しく紹介しています。

今後は、これらの活用を単独で行うだけでなく、AIが「リサーチして、構成を作り、資料にまとめる」といった複数のステップを自律的にこなす「エージェント型」の活用も広がっていくと考えられます。まずは身近な事例から取り入れ、少しずつ活用の幅を広げていくのがおすすめです。

中小企業のAI活用に共通する「成功パターン」

ここまで紹介した事例に取り組み、成果を上げている企業には、いくつかの共通点があります。AI導入を成功させるための「成功パターン」として押さえておきましょう。

目的を絞ってスモールスタートする

成功している企業の多くは、いきなり全社に広げるのではなく、「議事録作成を効率化したい」など目的を1つに絞り、小さく始めています。効果を確認しながら段階的に広げることで、無理なく定着させています。

社内ルール・ガイドラインを整える

「機密情報は入力しない」「出力は人が確認する」といった基本的なルールを整えておくことで、安心して活用を広げられます。トラブルを未然に防ぐことが、長く使い続けるためのポイントです。

既存ツールと組み合わせて使う

すでに使っている業務システムやWeb会議ツールと組み合わせることで、生成AIの効果はさらに高まります。新しいツールを一から導入するよりも、低コスト・低リスクで始められる点も中小企業に合っています。

人による最終確認を前提にする

生成AIの回答は必ずしも正確とは限りません。成功している企業は、AIを「たたき台を作る道具」と位置づけ、最終的な確認は人が行う運用を徹底しています。この使い分けが、品質を保ちながら効率化を実現するコツです。

まとめ

生成AIは、メール作成や議事録要約、顧客対応、データ分析、システム連携まで、中小企業のさまざまな業務に活用できます。大切なのは、身近で効果を実感しやすい業務から、目的を絞ってスモールスタートすることです。

成果を上げている企業は、社内ルールを整え、既存ツールと組み合わせ、人による最終確認を前提に運用するという共通の進め方をしています。まずは自社で取り入れやすそうな事例を1つ選び、試してみるところから始めてみましょう。

「自社の業務にどう活かせるか相談したい」「社員のAI活用スキルを高めたい」という方は、トムスのサポートチームまでお気軽にご相談ください。トムスは地方と中小企業のDXに特化したパートナーとして、AI導入の支援から生成AI活用研修まで、御社の状況に合わせてサポートしています。

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監修者

中川 豊章

株式会社トムス 代表取締役