kintoneの在庫管理をバーコード化!
業務改善

kintoneの在庫管理をバーコード化する方法!

投稿日:2022年3月9日

kintoneで在庫管理をする中で、「手入力が面倒」「ヒューマンエラーが起こる」と感じる方もいるのではないでしょうか?そういった場合は、在庫管理をバーコード化するのがおすすめです。今回はkintoneでの在庫管理にバーコードを利用する方法を紹介します。

>kintoneでの在庫管理システムの作り方・事例

kintoneの在庫管理をバーコード化する方法

kintoneの在庫管理をバーコード化
在庫管理をバーコードで行うと、在庫データをリアルタイムで反映できたり、入出庫の作業スピードが上がったりするメリットがあります。バーコードを使って在庫管理を行う方法や、必要なツールについて解説します。

拡張機能を使う方法

kintoneの在庫管理をバーコードで行うには、機能の拡張が必要です。使用するツールごとの特徴をまとめました。

在庫10アプリパック+「バーコードでPi!」kintoneプラグイン

在庫10アプリパック+
画像引用元:kintone在庫管理アプリ「在庫10」無料! – ITFit ® (https://www.itfit.co.jp/kintone-system0/zaiko10/)
在庫10アプリパック「バーコードでPi!」というkintoneプラグインを追加する方法です。スマートフォン(Android)のカメラやハンディ端末でバーコードを読み取り、kintoneアプリにレコード※を追加したり、更新したりできるようになります。

・kintoneアプリに1レコードを自動作成
バーコードを読み取るとkintoneアプリに1レコードが自動作成され、個体番号マスタなどのステータスが更新されます。商品コードやライン番号、ロット番号など、あらかじめ決めたバーコード値をそれぞれ読み取り、最後のロット番号の読み取りでkintoneアプリに反映できます。数量指定や色指定など、任意のフィールドへの入力も可能です。

・kintoneアプリのレコードを検索表示
バーコードの読み取りで、kintoneアプリのレコードを検索した結果が表示されます。

※レコード:各フィールドに入力したデータが一つに集まったもの

利用には、ライセンス登録料(初期費用)として50,000円、その後月額18,000円の費用がかかります。

バーコード実績収集アプリ「Pittaly」

Pittaly
画像引用元:kintone(https://kintone-sol.cybozu.co.jp/integrate/usknet001.html)
Pittalyは、バーコードを読み取り、スマートフォンで商品発注が行えるiPhone・Androidアプリです。データ区分を変更すれば、棚卸しや売上などの実績収集にも利用できます。APIによってkintoneやそのほかのシステムとも連携でき、注文数の集計などが簡単に行えます。

ネットワーク環境のない場所でも使用できるのがPittalyの強みです。PCを設置できない店舗やハンディターミナルをスマートフォンに変更したい企業、発注・売上・棚卸しなどの業務を効率化したい企業におすすめです。

サービスの利用には、初期費用として50,000円、端末ごとに月額2,000円(51台目以降は1台あたり1,000円)の費用がかかります。

企業データ管理システム Frontier~フロンティア~

企業データ管理システム Frontier~フロンティア
画像引用元:Frontier – MakeIT Easy(https://www.makeit-easy.jp/frontier/ )
企業データ管理システム「Frontier」は、商品検索や受発注に関わるデータのやりとりを可能にする外部連携システムです。kintoneとFrontierとの連携により、次のようなことができるようになります。

  • バーコードやQRコードを読み取り、スマートフォンにデータを取り込んだり、検索したりできる
  • スマートフォン・PCから発注できる
  • 発注入力されたデータはkintone間で確認や編集ができる
  • 登録されたデータがkintoneに連携、手動での事務入力がほぼ必要なくなる
  • 取り込んだデータから発注書などの書類を作成できる
  • スマートフォンから納期を指定できる
  • 発注した内容の納期回答や変更、削除ができる

実際の業務では、次のような業務の効率化が期待できます。

  • 受注業務のリアルタイム化……商談と同時に発注連絡ができる
  • 発注を効率化……発注と同時に倉庫に情報共有ができる
  • 受注業務のペーパーレス化……モバイル端末から商品をスキャンして発注ができる
  • 在庫を意識した発注……在庫が可視化され無駄のない発注ができる
  • 入出庫管理のデジタル化……入出庫作業のペーパーレス化が実現できる
  • 出荷連絡の簡易化……出荷と同時に情報共有できる
  • 棚卸・検品作業の効率化……データ連動により棚卸や検品作業が簡易化される
  • 倉庫別商品の把握・在庫の効率化……倉庫間で情報共有ができる
  • 補充納品時の伝え忘れの防止……チャットで伝え忘れを防止できる
  • 顧客や商品の管理・分析……顧客データや受注状況が見える化され、顧客別・商品別に分析ができる
  • 店舗間在庫の把握……店舗間の在庫が可視化され、取り寄せができる
  • 欠品の防止……在庫データの可視化により欠品を防止できる

月額費用は、次の通りです。

  • PromotionBOX利用料:10,000円
  • Frontier利用料:10,000円
  • 1アプリケーション:5,000円〜7,000円

このほか、初期費用がかかります。

RAD版kintone基幹システム(在庫、債権、債務、生産)

RAD版kintone基幹システム
画像引用元:RAD版kintone基幹システム(在庫、債権、債務、生産) – kintone(キントーン)- 拡張機能 | サイボウズの業務改善プラットフォーム(https://kintone-sol.cybozu.co.jp/integrate/nipponrad001.html)
日本RADが提供しているkintone基幹システムは、売上債権管理、仕入れ債務管理、在庫管理、生産管理などが可能です。API連携が可能で、バーコードリーダーとも連携できるため、在庫管理のバーコード化に役立ちます。
見積もり・受注・発注・出荷などの入力画面、帳票出力機能などのカスタマイズ対応やアドオンが可能で、商品マスタ検索機能の追加もできます。システムのアップグレード、使いやすいようにカスタマイズも可能です。

RAD版kintone基幹システムをベースにすることで、あらゆる業種特性や企業特性のニーズに対応できるようになります。在庫管理に関しては200,000円〜となっており、導入一式の場合は1,000,000円〜となっています。

バーコード読み取りが可能なプラグイン

バーコードを読み取るためには、読み取り用のプラグインを導入する必要があります。バーコードの読み取りが可能なプラグインを3つご紹介します。

バーコード読み取りプラグイン

バーコード読み取りプラグイン
画像引用元:BarcodeReader|TIS(https://www.tis2010.jp/barcodereader/)
「バーコード読み取りプラグイン」はTISが提供するプラグインです。kintone単体でバーコードの読み取りが可能になり、読み込んだデータはkintoneに転記されます。このプラグインは、無料で利用可能です。

利用する際は、ファイルをダウンロードして、そのままkintoneにアップロード。プラグインの設定画面で、各フィールドを指定すればOKです。カメラアイコンを押せば、カメラでバーコードを読み取れます。

KAIZEN バーコード

KAIZEN バーコード
画像引用元:KAIZEN バーコード – 業務改善kintoneプラグインサイト(https://kaizen-kintone-plugins.com/ja/plugins/kaizen-barcode-2/)
「KAIZENバーコード」は、kintoneのレコード情報から、バーコードを作成・印刷できるプラグインです。また作成したバーコードは、専用のアプリを使えばスマートフォンのカメラで読み取れるようになります。

バーコードを読み取ると、そのバーコードに紐づいた情報が自動的にkintone内の指定したアプリに登録され、簡単に管理できます。入荷・出荷などの読取カテゴリーを自分で設定できるため、在庫管理や商品管理に最適です。

初期費用は無料で、月額8,000円または年額96,000円で利用できます。

バーコード読み取り(追加用)プラグイン Ver7

バーコード読み取り(追加用)プラグイン
画像引用元:potara 公式(https://potara.net/plugin/barcode-scanner-for-create/

potaraの「バーコード読み取り(追加用)プラグイン」は、kintoneのレコードにバーコードの内容を直接登録できるようにするプラグインです。

kintoneの画面上でカメラを起動するため、素早くバーコードを読み取れ、連続読み込みにも対応しています。読み取りが可能なバーコードは、JAN/EAN、EAN-8、CODE39、CODE128です。

価格は買い切りで110,000円(税込)、30日間のお試し期間があります。

kintoneの在庫管理をバーコード化する方法まとめ

kintoneの在庫管理をバーコード化する方法まとめ
今回は、バーコードを使ってkintoneで在庫管理を行う方法を紹介しました。在庫管理にバーコードを使うことで、情報の読み取りや入力、共有を一瞬で行うことができ、業務効率の大幅な向上が期待できます。

在庫管理の効率化を目指すなら、20,000社以上で採用されているkintoneの導入を検討してみてはいかがでしょうか。kintoneはプログラミングの知識やスキルが必要なくても利用でき、サポート体制も充実しているため安心です。