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kintoneの導入にかかる初期費用はゼロ円!企業の散らばった情報を一元管理できるクラウドツールの価格

投稿日:2020年8月24日

業務管理ツールの導入には大きな費用がかかるイメージが強いですが、クラウド型の管理ツールであるkintoneは初期費用がゼロ円。加えて、ランニングコストもユーザーの登録数によって課金される仕組みのため、安価に利用可能なのが大きなメリットです。そのほかにどのような費用がかかるのかも含め、kintoneの料金について詳しく説明します。

kintoneとは?

kintoneは、簡単な仕組みで業務に必要な機能を作成して、それぞれを一元的に管理可能な業務改善プラットフォーム。クラウド型のツールで場所やデバイスを選ばないことも手伝って、業務改善に課題を感じる企業や担当者の方の注目を集めています。

近年、業務管理ツールはいくつか登場していますが、そのなかでもkintoneは、すでに15,000社以上の導入実績があり、東証一部上場企業の6分の1が導入しているという評価の高いツールです。その理由は、大きく以下のふたつが挙げられます。

ツールを一元集約して管理を効率化できる

勤怠管理は勤怠管理ツールで、会計は会計ツールでといったように、業務管理ツールが業務や領域によって散らばってしまうと、非効率化や情報の不透明性を招いてしまいます。kintoneは、さまざまな機能を持つアプリが標準装備。自分たちで組み合わせることで、会社のすべての情報をクラウドのスペース内で管理できます。

kintoneで情報を一元化することで「見える化」が進むので、効率化に向けた課題を見つけたり、課題を解決するために新たな仕組みを導入したりする際にも有用です。

プログラミング知識がなくても使いやすいように作り変えられる

kintoneは、すでに用意されているアプリを組み合わせてシステム構築するため、新規でアプリを開発する必要はありません。100種類を超えるアプリのなかから必要な機能が搭載されているものを選ぶだけなので、登録後すぐに導入可能です。

また、運用しながら調整しやすいのも大きな利点。「アプリ内で記載したい項目が不足していた」、「ほかのアプリとデータを連携したい」といった場合でも、エンジニアの力を借りず、簡単にアプリ設定を変更できます。非IT部門の方が担当者となって導入するケースが80%を超えているのも、この使い勝手の良さが背景。システム会社に頼りきりにならず、会社内で最適化できるのはkintoneの強みと言えます。

kintoneの選べるふたつのコースと料金

kintoneの料金はコースと導入人数によって決まります。ユーザーごとに費用が発生するため、導入人員に応じてかかる費用が変わりますが、費用対効果を最大化しやすいのがメリットでしょう。

コースは、「ライトコース」と「スタンダードコース」のふたつに分かれています。さらに外部の方と協業する際に追加が可能な「ゲストユーザー」の料金も、コースによって料金が異なる仕組みです。

コースごとの料金

それぞれの料金は、以下の表の通り。導入にあたっては最低5人以上の登録が必要となるため、最低導入費用は以下の人数に5をかけた数値となります。

kintoneの料金(いずれも月額)

導入費用はゼロ円

多くのシステム導入では、サーバー設置費用や開発費用といった初期費用がかかりますが、kintoneではこうした初期費用はいっさいかかりません。また、登録から30日間無料で使えるため、初期の準備や担当者が使い慣れるまでの期間は費用が必要ないのも特徴です。関係部署の調整や稟議での提案などの準備に有効活用しましょう。

そのほかにかかる費用

kintoneの導入や運用に必要な費用は上記となりますが、追加で機能やツールを導入する場合には、別途費用が必要になります。以下が代表的なものです。

【追加費用が必要なもの】

  • セキュアアクセス:250/ユーザー(月額)
  • ディスク増設(容量追加):1,000/10GB(月額)

 

ゲストユーザーでできること

通常プランに比べてお得な料金で利用可能なゲストユーザーですが、その分使える範囲は限定的です。kintone内を自由に行き来できないため、社外秘を漏洩せずに使用できる環境が作れる一方で、ゲストスペースと呼ばれるスペース内でしか作業ができません。業務領域の限られている人員や外部スタッフに適用するのがおすすめです。

また、他社のスタッフで、すでにその企業でのkintoneアカウントを持っている場合には、アカウントの共通化をすることで無料での利用が可能です。

ゲストユーザーについて詳しく内容は、以下の記事で確認できますので、参考にしてください。

おすすめはスタンダードコース!ふたつのコースの違い

kintoneに用意されているふたつのコースには、価格に差がある一方で使える機能にも大きな差があります。作成できるアプリやスペース、ゲストスペース(ゲストユーザーを招待できるスペース)の数の上限が異なる点などが該当しますが、なかでも大きく違うのが、外部サービスとの連携や拡張機能・プラグインの導入が使えるかどうかという点です。

kintoneの特徴は、冒頭でも説明した通り、さまざまに散ってしまう情報を一元化してまとめ、業務効率化が目指せること。各種外部のサービスとの連携で、より効率化を目指せる柔軟な拡張性を持っているのが、この特徴を支えています。

たとえば、クラウド型の会計ソフトと連携させて、請求管理業務や売上・仕入れといったお金の流れを業務に紐づけて可視化したり、GoogleカレンダーやGmailとの連携で、自動で予定の書き込み、メール送信を行ったりといったことも可能です。外部ツールとの連携で余分な手間を省いて、kintoneのみで業務を円滑に進められるようになります。

また、kintoneのアプリを拡張するためのプラグインは、開発・運営元のサイボウズ社だけでなくさまざまなシステム開発会社から提供されています。これらを利用することで、アプリにガントチャートやカレンダーを表示させたり、ファイル管理をしやすくしたりといった、より便利なカスタマイズが可能です。

はじめて導入する場合には、安価なライトコースを検討しがちですが、こうしたkintoneの特徴をあますことなく利用することで、大きな業務効率化が目指せるため、最終的な費用対効果はスタンダードコースのほうが大きくなるケースも少なくありません。

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kintoneは、小さなコストで大きな力を発揮してくれるクラウド型ツール。一方で導入にあたり、料金のことをはじめとして、「どのように利用したらいいのか」「最初にどういった設定が必要なのか」といった不安もつきものです。

当社では、お客様それぞれにとって使いやすいkintoneの導入・運用支援を豊富に行ってきました。運用方法のレクチャーや困ったときのヘルプサポートはもちろん、ニーズにあわせたカスタマイズやプラグイン開発などを一緒に考え、提案させていただく伴走型のサービスを提供しています。

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