COLUMお役立ちコラム
Zoho WorkDriveとは?中小企業に最適なクラウド型チームストレージ

中小企業のファイル共有課題をクラウドで解決
多くの中小企業では、ファイルを社内サーバーやローカルPCで管理しており、「外出先からアクセスできない」「バージョン管理が煩雑」「共有に時間がかかる」といった課題が発生しています。
こうした課題を解決するのが、クラウド型ストレージサービスです。
中でも、ビジネス利用を前提に設計された「Zoho WorkDrive(ゾーホー・ワークドライブ)」は、チームでの安全なデータ共有・共同編集を可能にするクラウドプラットフォームとして注目されています。
Zoho WorkDriveとは?チーム向けクラウドストレージの概要

Zoho WorkDriveは、Zoho社が提供するチーム向けのクラウドストレージです。
従来の個人ストレージとは異なり、「チーム単位での共有・権限管理・共同作業」に特化しています。
主な特長
- チームフォルダ機能:部署・プロジェクトごとにフォルダを作成し、メンバー単位で権限を設定
- リアルタイム共同編集:Zoho Writer、Sheet、Showと連携して同時編集可能
- セキュリティ保護:データ暗号化・アクセスログ・2段階認証対応
- Zoho連携:Zoho CRMやProjectsとスムーズに統合
これにより、チーム全体の情報共有を効率化し、社内外を問わず安全なデータ運用が可能になります。
Zoho WorkDriveの主な機能と特長
Zoho WorkDriveは、単なるファイル保存サービスにとどまらず、チームでのドキュメント管理・共同作業を支援する機能を多数搭載しています。
代表的な機能
- チームフォルダ管理:部門・案件ごとに独立したワークスペースを作成
- バージョン履歴管理:過去のファイルを自動保存し、いつでも復元可能
- コメント・タスク機能:ドキュメント上で指示や修正依頼を共有
- アクセス権限設定:閲覧・編集・アップロード権限を細かく制御
- オフラインアクセス:ネット環境がない状況でもローカルで作業可能
- アクティビティログ:誰がいつ何を操作したかを可視化
これらの機能により、データ共有の透明性と安全性を両立できます。
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Zoho WorkDriveの使い方|ファイル共有から共同編集まで
Zoho WorkDriveの操作は、クラウドツールに不慣れな方でも直感的に使えるよう設計されています。
基本的な使い方
- チームを作成
- 組織名・メンバーを登録し、チームフォルダを作成します。
- ファイルをアップロード
- ドラッグ&ドロップで簡単に追加可能。フォルダ構造も自由に設定できます。
- 共有リンクを発行
- 社内外メンバーへURL共有。アクセス制限・有効期限設定も可能。
- 共同編集
- Zoho Writer・Sheet・Showと連携し、リアルタイムで同時編集が可能。
- コメント・承認管理
- 修正点をコメントで共有し、承認ワークフローも設定できます。
これにより、「ファイル送付」ではなく「チームで育てるドキュメント管理」が実現します。
Zoho WorkDriveの料金プランとストレージ容量
Zoho WorkDriveは、企業規模や用途に応じて複数の料金プランを用意しています(2025年時点の参考情報)。
| プラン | 月額料金(1ユーザー・年間払い) | ストレージ容量 | 主な特長 |
|---|---|---|---|
| スターター | 300円 | 1TB(チーム合計) | 基本的な共有・編集機能 |
| チーム | 540円 | 3TB(チーム合計) | アクセス統計 |
| ビジネス | 1,080円 | 5TB(チーム合計) | 監査・高度なセキュリティ設定対応 |
※料金・仕様は為替やZoho公式の変更により異なる場合があります。
引用:Zoho公式サイト「Zoho WorkDriveのプランと料金」
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Zoho WorkDriveと他のクラウドストレージ(Google Drive・Dropboxなど)の違い
他社のクラウドストレージと比較しても、Zoho WorkDriveは中小企業・チーム利用に特化した設計が特長です。
| 比較項目 | Zoho WorkDrive | Google Drive | Dropbox |
|---|---|---|---|
| 主な用途 | チーム共有・共同編集 | 個人・企業向け | ファイル保存・共有中心 |
| 権限管理 | チーム・フォルダ単位で細かく設定可能 | ファイル単位中心 | ファイル単位中心 |
| Zoho連携 | Zoho CRM・Projectsなどと統合 | なし | 限定的 |
| セキュリティ | 暗号化・監査ログ対応 | 高水準 | 高水準 |
| 価格帯 | 中小企業向けで安価 | 中〜高価格帯 | 中価格帯 |
Zoho WorkDriveは、特長「社内のチームワークを強化するためのストレージ」特長として設計されており、単なるデータ保存ではなく、コラボレーションの基盤として活用できます。
Zoho WorkDriveの活用事例|チームコラボレーションを強化する使い方
Zoho WorkDriveは、さまざまな業種・業務シーンで活用されています。
事例1:営業チームの資料共有
- 営業担当が最新の提案書をWorkDrive上に保存
- 外出先からスマホで確認・編集
- 常に最新版を共有できるため、資料更新のミスを防止
事例2:プロジェクト管理との連携
- Zoho Projectsで進行中の案件資料を自動連携
- メンバーがタスクごとに必要なファイルへ即アクセス
- 情報の一元化とタスク効率化を実現
事例3:バックオフィスでの文書管理
- 契約書・社内規定・請求書などを安全に保管
- アクセス権を限定し、機密文書のセキュリティを確保
Zoho WorkDriveを他のZohoアプリ(CRM・Projectsなど)と連携するメリット
Zoho WorkDriveの最大の魅力は、他のZohoアプリとの高い連携性です。
主な連携例
- Zoho CRM:商談資料や契約書を顧客データと自動リンク
- Zoho Projects:タスクに関連ファイルを直接添付
- Zoho Mail:受信メール添付をWorkDriveへ自動保存
- Zoho Notebook・Writer:ノートや文書を直接保存・共有
これにより、ファイルが分散せず、業務全体の情報フローを統合管理できます。
トムスでは、Zoho WorkDriveと他のZohoアプリを組み合わせた業務設計支援も行っています。
まとめ|Zoho WorkDriveで安全・効率的なファイル管理を実現
Zoho WorkDriveは、中小企業に最適なチーム向けクラウドストレージです。
シンプルな操作性と高いセキュリティを両立し、チーム全体で安全にファイル共有・共同編集ができます。
さらに、Zoho CRMやProjectsとの連携で、「業務×データ×ファイル」を統合管理できる点が大きな魅力です。
初めてクラウドストレージを導入する企業にもおすすめできるソリューションといえるでしょう。
導入をご検討の方は、トムスのサポートチームまでお気軽にご相談ください。
