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COLUMお役立ちコラム

2026年9月11日

Office 365の買い切り版はどれ?Office 2024の価格とMicrosoft 365の違い

Microsoft 365のロゴ

Office 365という名前の買い切り版はありません。買い切りで買えるのはOffice 2024で、Office Home 2024が41,380円、Office Home & Business 2024が43,980円です(2026年9月時点)。Microsoft 365との費用差と、2026年10月13日にサポートが終わるOffice 2021の移行先を整理します。

Office 365という名前の買い切り版はありません

買い切りで買えるOfficeは、Office 2024です。Office 365は法人向けのサブスクリプションとして名前が残っていますが、個人が買える買い切り版としては存在しません。

2026年9月時点で、Microsoft公式サイトで買えるものを並べると次のようになります。

製品名価格形態含まれるアプリ
Office Home 202441,380円買い切りWord、Excel、PowerPoint
Office Home & Business 202443,980円買い切りWord、Excel、PowerPoint、Outlook(クラシック)
Microsoft 365 Personal月2,130円/年21,300円サブスク上記+OneDrive 1TB、Copilot
Microsoft 365 Family月2,740円/年27,400円サブスクPersonalの内容を最大6人で
Microsoft 365 Premium月3,200円/年32,000円サブスクFamilyの内容+AI機能を大容量で

※Microsoft公式サイト掲載価格(2026年9月時点)。販売店やキャンペーンによって実売価格は変わります。

「Microsoft 365 Personalの永続版」を探している方も見かけますが、こちらもありません。Microsoft 365は年額または月額のサブスクリプションだけです。買い切りが欲しい場合は、Office Home 2024かOffice Home & Business 2024のどちらかを選ぶことになります。

OutlookでメールをまとめたいならHome & Business 2024、WordとExcelとPowerPointが使えれば十分ならHome 2024。両者の差額は2,600円です。

Office 2024とMicrosoft 365は、何がどう違うのか

価格の形が違うだけではありません。使える機能そのものが違います。

Office 2024(買い切り)Microsoft 365(サブスク)
支払い購入時に1回毎月または毎年
使える期間期限なし(更新は2029年10月9日まで)契約している間
機能追加購入時点の機能のまま新機能が随時追加される
Copilot(AI)使えない使える
クラウドストレージなしOneDrive 1TB
インストール台数2台(Home & Business 2024の場合)5台まで同時サインイン
Officeのバージョン2024のまま固定常に最新

判断を分けるのは、Copilotとクラウドストレージが要るかどうかです。Office 2024を買うと、WordやExcelの中でCopilotを呼び出すことはできません。ファイルの保管も、OneDriveの1TBは付かないので手元のPCか別のクラウドサービスを使うことになります。

逆に、文書と表計算をローカルで作って印刷したりメールに添付したりするだけなら、買い切りで足りることは多いです。

5年使うといくら違うか

Office 2024のサポートは2029年10月9日までなので、この5年で比べます。

  • Office Home & Business 2024:43,980円(1回のみ)
  • Microsoft 365 Personal:21,300円/年 × 5年=106,500円

差額は62,520円です。金額だけを見れば買い切りが安い。その代わりに、5年間ずっとCopilotもOneDrive 1TBも新機能も使わない、という選択をしていることになります。

3年で見ても、買い切り43,980円に対してサブスクは63,900円。1年半を超えて使うなら買い切りのほうが総額は下がります。

Office 2021・2019を使っている方へ(2026年10月13日でサポートが終わります)

いま買い切りのOfficeを使っている場合、こちらのほうが先に確認すべき話です。

製品サポート終了日状態
Office 20162025年10月14日終了済み
Office 20192025年10月14日終了済み
Office 20212026年10月13日まもなく終了
Office 20242029年10月9日現行

Office 2021には延長サポートがありません。2026年10月13日を過ぎると、セキュリティ更新プログラムもバグ修正も提供されなくなります。アプリ自体は起動しますが、新しく見つかった脆弱性が直らないまま使い続けることになります。

移行先は2つです。

Office 2024を買い直す

使い方を変えずに済みます。ファイルの互換性も保たれ、操作画面もほぼ同じです。Home & Business 2024で43,980円。次の期限は2029年10月です。

Microsoft 365に切り替える

バージョンの期限がなくなります。サポート終了のたびに買い直す作業から解放され、Copilotも使えるようになります。個人ならPersonalで年21,300円。

社内に何台もOffice 2021が残っている場合は、10月13日を過ぎてから慌てるより、9月中に台数を数えておくほうが動きやすくなります。Windows 10のサポートも2025年10月に終わっているので、PCの入れ替えと同時に整理してしまうのが手数としては少なくて済みます。

買い切りが向いている人、サブスクが向いている人

ここまでの内容を、選び方として整理します。

買い切り(Office 2024)が向いている

  • WordとExcelで文書や表を作るのが主な用途で、AI機能を使う予定がない
  • ファイルは手元のPCか既存の共有サーバーで管理していて、OneDriveが不要
  • 毎月の支払いを増やしたくない、年度予算で一括計上したい
  • 4年以上、同じ環境で使い続ける見込みがある

サブスク(Microsoft 365)が向いている

  • WordやExcelでCopilotを使いたい
  • 複数の端末で同じファイルを開きたい、外出先からも触りたい
  • 家族や複数人で使う(Familyなら最大6人)
  • サポート終了のたびに買い直す手間をなくしたい

判断に迷ったら、Copilotを業務で使う予定があるかどうかで切ってください。使うならサブスク以外に選択肢はなく、使わないなら買い切りで足ります。

法人が買い切りを選ぶときに、見落としやすいこと

従業員が使うPCに買い切りのOfficeを入れる場合、個人利用とは前提が変わります。

業務メールが付いてきません。 Office 2024にはOutlookアプリは入っていますが、メールサーバー(Exchange Online)は含まれません。会社のドメインでメールを運用するには、別途サービスを契約する必要があります。

TeamsもSharePointも付きません。 オンライン会議やファイル共有の基盤は別建てになります。すでに他社のツールを使っているなら問題ありませんが、これから整えるなら二重の手配になります。

台数管理が手作業になります。 誰のPCにどのライセンスを入れたかを、自社で記録しておく必要があります。10台を超えたあたりから、この管理が地味に重くなります。

法人でメールとファイル共有まで含めて整えるなら、Microsoft 365 Business Standard(1ユーザー月2,098円・年間契約の月額換算・税抜/2026年7月改定後)のほうが結果的に手数は少なくなります。プランごとの違いと従業員数別の選び方は、法人向けMicrosoft 365の料金とプラン比較にまとめています。

Microsoft 365とOffice 365という名前の使い分けが分かりにくい場合は、Microsoft 365とOffice 365の違いとは?もあわせてご覧ください。実際の現場で感じたメリットと課題はMicrosoft 365のメリット・デメリットと導入の流れで整理しています。

買い方の手順

決まったら、購入から使い始めるまでは短いです。

  1. 必要なアプリを決める:Outlookが要るかどうかで、Home 2024かHome & Business 2024かが決まります
  2. 購入する:Microsoft公式ストア、家電量販店、オンライン販売店のいずれか。POSAカード(店頭のカード)とオンラインコードで中身は同じです
  3. Microsoftアカウントに紐づける:プロダクトキーをアカウントに登録します。ここで登録しておかないと、PCを買い替えたときに再インストールできなくなります
  4. インストールする:アカウントのページからダウンロード

法人で10台以上をまとめて手配する場合は、販売パートナー経由のボリュームライセンスで単価が下がることがあります。台数が読めている段階で見積もりを取っておくと比較しやすくなります。

まとめ

  • Office 365という名前の買い切り版はなく、買い切りはOffice 2024
  • Office Home 2024が41,380円、Office Home & Business 2024が43,980円(Outlookの有無が違い)
  • Microsoft 365 Personalは年21,300円。5年で比べると買い切りのほうが62,520円安いが、CopilotとOneDrive 1TBは付かない
  • Office 2021のサポートは2026年10月13日で終了。延長サポートはないため、Office 2024かMicrosoft 365への移行が要る
  • 法人でメールとファイル共有まで含めるなら、買い切りより Microsoft 365 Business Standard(月2,098円)のほうが手数が少ない

社内のOfficeを、10月13日までに整理しませんか

Office 2021のサポート終了を機に、買い切りのまま更新するか、Microsoft 365に移行するかを決めきれていない会社は少なくありません。株式会社トムスは、地方・中小企業のDX支援を専門に、ライセンスの棚卸しからプラン選定、移行作業、移行後の運用までを一貫してお手伝いしています。「社内に何台残っているか把握できていない」「コストが上がらない移行の仕方を知りたい」といった段階のご相談も承ります。

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よくある質問

Q. Office 365の買い切り版はいくらですか。
A. Office 365という名前の買い切り版はありません。買い切りはOffice 2024で、Office Home 2024が41,380円、Office Home & Business 2024が43,980円です(2026年9月時点のMicrosoft公式価格)。
Q. Microsoft 365 Personalに永続版はありますか。
A. ありません。Microsoft 365はすべてサブスクリプションです。買い切りが必要な場合はOffice 2024を選びます。
Q. Office 2021はいつまで使えますか。
A. サポートは2026年10月13日に終了します。その後もアプリは起動しますが、セキュリティ更新が提供されません。Office 2021には延長サポートがないため、この日以降の利用はリスクを伴います。
Q. Office 2024は何台のPCにインストールできますか。
A. Office Home & Business 2024は、1ライセンスで2台のWindows PCまたはMacにインストールできます。
Q. 買い切りのOfficeでCopilotは使えますか。
A. 使えません。CopilotはMicrosoft 365のサブスクリプションに含まれる機能です。
Q. サブスクから買い切りに乗り換えられますか。
A. できます。ライセンスは別物なので、Office 2024を購入してインストールし直し、Microsoft 365は解約します。ただしOneDriveに保存しているファイルは、解約前に手元へ移しておく必要があります。
Q. 法人でまとめて買うと安くなりますか。
A. 台数によってはボリュームライセンスで単価が下がります。販売パートナー経由での見積もりになるため、必要台数が決まった段階で相談するのが早いです。

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監修者

中川 豊章

株式会社トムス 代表取締役